こんにちは!(株)アサクラのもち子です!
最近はグッ寒くなってきましたね🧣🍃
今年もあと約1ヶ月、有意義に過ごしたいものです😊✨
さて、皆さまこの実験は覚えていますでしょうか???
なんと、この実験から2年8ヶ月が経ちました………時の流れは早い…
今回はこの実験の結果のまとめとなります!
この実験知らないよ〜という方は、ぜひ最初から順に見て頂くことをおすすめします!
さて、結果はどうなったのでしょうか?!?!
見てみましょう!
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見た感じは変わってなそさう👀 (海外PP70gは反り返っていますが…)
しかし触ってみたり、引っ張ってみたりしたところ、変化がありました!!
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こちらの3種類が劣化していました!
特にPET/PP不織布30gと海外PP不織布70gがかなり劣化している感じがしました。
ちょっとズームで見てみましょう
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PET/PP不織布30gは長繊維不織布です。
引っ張ってみると、繊維がほどけていくような感じでした。それと粉が舞いました…
もともと厚みが薄いというのもあって、劣化が早かったと考えられます。
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ナイロン不織布は最初劣化していないと思ったのですが、通常のものと破れ具合を確認したところ、それなりに劣化していたことが判明!
通常のナイロン不織布は、引っ張ってもなかなか破れなかったです!
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他の原反は特に劣化した様子は見られませんでした!
引っ張ってみた様子↓↓↓
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〜結果〜
<劣化した不織布>
・PET/PP不織布30g
考えられる理由:元々厚みが薄く、主な素材のポリプロピレンは光(紫外線)や熱に弱いので劣化が早かった。
・海外PP不織布70g
考えられる理由:材料のポリプロピレンの他に、炭酸カルシウムも多く含まれている為、70gでも劣化が目立った。
炭酸カルシウム…不織布を白くするのに必要なものです。入れると白くなるが、劣化が早い。
・ナイロン不織布40g
考えられる理由:元々厚みが薄く、ナイロン素材はガスや光(紫外線)により黄変した為、劣化が進んでいた。
<変化が無かった不織布>
・再生PET 70g
考えられる理由:PET(ポリエチレンテレフタレート)は元々耐久性の高い素材です。ごみとして投棄した時に分解されず土に戻ることもない為、劣化は余程のことがない限りしないと考えられます。耐久性が高いということはリサイクルに向いている素材とも言えますね!
・PLA 70g
考えられる理由:PLA(ポリ乳酸不織布)は、トウモロコシやジャガイモなどに含まれるデンプンなどの植物由来のプラスチック素材です。素材としては再生PETと同じ、耐久性の高いPETの仲間ですので、劣化はしなかった。
・国内PPナチュラル 70g
考えられる理由:厚みもあり、炭酸カルシウムが入っていないので劣化は進まなかった。
・国内PPホワイト 70g
考えられる理由:国内PPホワイトは仕上がりの色を白にするため、炭酸カルシウムが入っていますが、海外PP不織布に比べて混入量が少ない為か今回は変化無し。
〜まとめ〜
PP不織布やナイロン不織布は紫外線やガスなどの影響を受けやすいので劣化しやすいということでした。また、不織布を白くするために入れている炭酸カルシウムも劣化の原因の1つということも分かりました。
不織布製品を使用する際は覚えておくといいかもしれません😌
様々な影響を受けて劣化はしますが、使用頻度や使い方、保管方法などで変わってきますので、今回の実験はあくまで参考になります😌
この実験結果で皆さまのお役にたてれば幸いです!✨
如何でしたでしょうか?!この実験はここで完結となります!
2年8カ月という長い実験でしたが、お付き合い頂きありがとうございました!
引き続き、不織布の魅力や疑問を見つけて発信できたらと思います〜!!✨
ではまた👋
※2022年の記事です