こんにちは!アサクラのほつりんです。
今回は約1年6ヶ月の沈黙を破り、忘却の彼方より舞い戻って来たアノ企画の今をお伝えしたいと思います。
あまりの変化の無さに、部屋の片隅で忘れ去られていたアノビンを開ける時がきました・・・
海洋生分解性フィルムを「水道水」、「川の水」、「海水」に入れて分解するか検証を始めたのが、2022年の2月の事です。その後「その弐」でお伝えした通り、「川の水」は藻のようなものが生えたり、「海水」は黄色く変色したりしましたが、それ以上は変化がありませんでした。特にご報告する様な事がないまま月日は流れ人々(とくに担当者)の記憶から消えて今にいたりました。続報を楽しみにされていた方には、申し訳ございませんでした。
前回まではこちらから
海洋生分解性フィルムを実際に海水に入れてみたよ その弐
では、変化したのか見て行きましょう!
まずは「水道水」です。
特に変化はなさそうですね
出してみましょう!
ほとんど変化はありませんね。気持ち柔らかくなった気もしますが・・・
微生物のいない水道水ではやはり分解しない様です。
次は、川の水です。
見た目は変化はなさそうですが・・・?
あれ?!
お、おおおお?!
溶けかけのオブラートの様になってます!
川の水でも微生物がいるので、分解する様です!
何度か生分解性にチャレンジしましたが、初めて分解しました!感動です!
ぶにょぶにょしていて、慎重に取り扱わないと簡単に破れてしまいます。
次は本命の「海水」です。どうでしょうか?
採取して時間が経ちましたが、微生物は生きているのでしょうか?
おー、これも「川の水」と同様に分解してますね!
広げるのが困難ほど破れやすくなってます。
素晴らしいー!
分解した海洋生分解性フィルム
分解し始めた時期は正確には分かりませんが(申し訳ございません・・・)
約1年半程で分解することが確認できました。
実際は川や海では、流れや波があるので原型は殆どとどめてないと思われます。
これでウミガメが安心というわけではありませんが、長期間海中を漂う危険性はほんの少し軽減されたかも知れませんね。
PLAは土に埋めた場合は、ちゃんとしたコンポストでないとほぼ分解しませんでしたが、海洋生分解性フィルムは、海水に入れておけばほぼノータッチ分解してくれたので感動しました!
結 果
今回の検証で、下記の事が分かりました。
・海洋生分解性フィルムは、海や川など微生物が存在する場所なら分解する。
・水道水など微生物が存在しない水では分解しない。
今度機会があったら、海洋生分解性フィルムを土に埋めたら分解するのかとかも検証してみたいと思います。
では、また次回の検証でお会いしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
※2023年の記事です