海洋生分解性フィルムを実際に海水に入れてみたよ その弐
不織布のアサクラが、不織布関係の実験や検証、おすすめ商品、新商品、スタッフの日常などを定期的にご紹介するブログです

 

こんにちは!アサクラのほつりんです。
注目の素材、海水で分解されるフィルム「海洋生分解性フィルム」を実際に海水に入れてみたの経過報告です。

 

実験開始からはや3ヶ月、どの様になったのか見て行きたいと思います。

 

 

 

まずは、1ヶ月後の様子を軽くお見せします。

 

海水や水道水には特に変化は見受けられませんが、川の水に何か浮いています・・⁈

 

 

 

何か藻の様なものが浮いています。

 

採取した時は綺麗な透明の水でしたが、1ヶ月で藻の様な何かが現れました。一見綺麗に見えても、目に見えない微生物が沢山いるという事ですね。

 

1か月後で気が付いたのはそんなところです。では、本命の3ヶ月後を見て行きたいと思います。30度の海水で6ヶ月以内に90%分解されると言う記事を見たことがあるので、そろそろ何だかの変化があるのではないかと期待してしまいます。

 

 

 

まずは水道水から

 

特に変わった事はなさそうです。

 

次は川の水です。藻の様なものが発生してましたが・・・

 

 

 

 

 

 

1か月後よりさらに増えました!
でも、分解とかはしてなさそうですね。

 

最後は本命の海水です。

 

 

?!

 

 

 

何か塩の様なものが溢れ出ています!
ちゃんと蓋を閉めて密封してた筈ですが、何かが染み出て固まっていますね。
中のフィルムも黄色くなってます。川の水の藻とは違う何かが沢山付着してますね・・・
特に害とかはなさそうなのでそのまま実験は続けます。

 

次は中のフィルムを取り出して確認して行きます。

 

 

 

まずは水から

 

 

特に変化はありませんね。張りもあって分解している様子はありません。

 

 

 

次は川の水です。

 

 

よく川に落ちてるポリ袋のゴミの様になってます。
フィルムの張りなどは水道水と変わらないので、特に分解は始まってなさそうです。

 

 

 

最後は本命の海水です。

 

なんかへなへなしてます。

 

 

黄色い汚れ?は表面に付着しているだけの様です。ピンセットで触ったら取れました。
他の2つと違い、張りが無くなんかへなへなしてコシがありません。
もしかしたら分解が始まったのかもしれません!

 

明らかに元の状態より劣化しているので、微生物の働きによって分解が始まったのではないでしょうか?これは今後に期待がもてます!

 

 

あと3ヶ月で90%以上分解するのでしょうか?非常に楽しみです。
また動きが有りましたらご報告いたします。お楽しみに~

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

その壱はこちらから↓
海洋生分解性フィルムを実際に海水に入れてみたよ その壱

 

 

 

※2022年の記事です