こんにちは、アサクラのほつりんです。長らくお待たせ致しまして誠に申し訳ございませんでした。諸事情により経過報告を定期的にお伝えできませんでしたが、検証自体はひっそりと継続してました。だいぶ間が空いてしまいましたが現在の状況をご報告いたします。生分解性の不織布やフィルムを土に埋めてどちらが先に分解するのか?という内容でスタートした本企画ですが、いつの間にかどうすれば分解するのか・・・に趣旨が変わってしまいました。分解の第一段階である加水分解をさせる為に色々と試行錯誤してきましたが、結論から申し上げますと上手くいきませんでした。コンポストを再現しようと試行錯誤致しましたが、産業用コンポストの様な温度と湿度を維持する事は難しく、加水分解させる事は出来ませんでした・・・(T_T)実際どんな感じなのと、気になる方もいると思いますので、約2年9か月経った今の状況を見て行きましょう!結構栄養価の高い良い土に仕上がったと思います (笑)早速、発掘していきたいと思います!お、何か出てきました!植物由来の生分解性フィルムですね。見るから分解してませんね・・PLA不織布も発掘されました。こちらも変化なしですね。後から追加で埋めた生分解性の紐もそのまま姿で発掘されました。植物由来の生分解性フィルムじっくり見ても分解がはじまってる感じじゃないですね・・ PLA不織布シワシワになってますが、分解はしてないですね。 まとめ生分解性の不織布やフィルム、紐などは、ただ土に埋めた程度は分解しない事が今回の検証で確認できました。展示会などでPLA商品を取り扱う他の業者さんも、土に埋めたけど全然分解しないと言ってたので、簡単には分解しないのは間違いなさそうです。以上の事から適切な設備で処理をしなければ、ただのプラゴミと変わらないという事になるので、正しい知識を持って取り扱わないと、逆に環境に悪影響をあたえる事になってしまう可能性があります。今後、産業用コンポストなどの処理施設が整備されて、ちゃんと生分解されて処理できる環境になるまでは、ただの「植物由来のプラ」という認識の方が個人的には良い気がします。 個人的には非常に残念な結果でしたが、今回でこの検証は一旦終了致します。また新たな素材や処理方法などがでてきたら復活するかもしれませんが、取り敢えずの結論がでたのでこれで本企画は終わりに致します。また次の企画でお会い致しましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。※2023年の記事です