超極細繊維不織布は、本当に花粉を取れるのか?

超極細繊維不織布は、本当に花粉を取れるのか?

マスクには花粉症用のものが多種売り出されています。本当に花粉がとれているのか、気になるところです。

従来は局方ガーゼを十数枚折り重ねているマスクしか有りませんでした。最近はガーゼマスクにも花粉症用に開発されたものがあります。いずれも、超極細繊維でできた不織布がフィルターの役目として使用されています。

花粉は大きさが大体20ミクロン~40ミクロンの大きさと言われています。超極細繊維はそのグレードにもよりますが、繊維の径が1.5ミクロン~5ミクロンのものが使用された不織布で出来ていますので、極細繊維の積層された不織布を花粉が通過できないのです。

花粉の大きさより不織布の目の方がはるかに細かいということです。ですから、マスクを通しては殆どの花粉は遮断されてしまい、口や鼻から入ることは有りません。しかし、人間の顔は平らでは有りません、いくらマスクをしても、鼻の側面から花粉は入ってきます。鼻の部分に針金を付けたものや、顔に合わせて成型されたものが有りますが、装着の方法を工夫しなければ、本当に性能が良いマスクでも効果が無いといえます。また目からも花粉が侵入します。



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2022年12月12日