不織布の製造はカード機(オルゴールの突起の出た円筒状)で繊維を縦方向に並べたり、絡ませたりしてシート状にします。しかし、
それだけでは、糸同士がくっついていません。その為に、化学接着剤(バインダーと呼ばれる)を噴霧したり、塗布して乾燥して出来ます。
接着剤が繊維を固定させる役目を果たしているので丈夫な不織布が出来あがります。
接着剤の種類や量、塗布の方法で柔らかい物から硬い物まで色々の不織布が出来ます。
皆様の使っている紙などにも、実は繊維の繋ぎに化学合成糊やサイズ剤・界面活性剤などの薬品が使われています。但し、
手漉き和紙の楮・三椏紙等には天然のトロロアオイ(芋科)が繊維の繋ぎに使われています。
不織布にも、カステラの上に敷かれている物や、てんぷら油こし、フライパン拭き等にも
    食品衛生上認可された接着剤が添加されています。
ノーバインダー不織布とは、以上の様な化学薬品類は一切使用しないで出来た不織布で、安全性、
   衛生的なので食品用,ベビー用、農業用などの商品に利用されます。

ノーバインダー不織布はどの様にして出来るか?を説明します。
方法はまず、ウエッブ(綿状のシート)を造り、接着剤の替わりに、
@熱プレスによる接着(溶着)した物。例:丸いドット状や織目調・水玉状柄などがあります。
A高圧の水流を上下から当て、繊維を強力に絡ませた物。
B低融点繊維を入れて、熱風により,その繊維を溶かして接着させシート状にした物。
Cパルプやコットンを化学処理分解し、セルロースのみを取りだし紡口から押し出し、自己接着させた物。
詳しくお知りになりたい方は、別項の不織布にはどの様な種類がありますか?不織布はどの様にして出来るのですか?をご覧下さい。